今話題(?)のTorを使ってみる - gentoo編

さて、第二回の今回はgentoo編です。

gentoo linuxにVidaliaってのをセットアップして軽く使ってみるよ。 前回に引き続いて今回も簡単すぎてアレだけどね。

次回は(あるとすれば)pythonでTor越しの接続をためしてみるので、お楽しみに。

インストール

$ sudo emerge tor

これだけ。何も面白いことないっす 依存関係で何かあれば、まあ適当に。

設定を見てみる

設定関係は/etc/torにまとめてあります。 他にもあるかもしらんが、知らんっ ここだけで問題ないっ

設定ファイルはtorrc。 同じディレクトリにtorrc.sampleがあるので、それを見ながら設定してみてください。

他のホストから使用したい場合はSocksPortとかSocksPolicyの設定が必要になる、のかな? ローカルだけの仕様ならいじらなくても動く、かも。

tor-tsocks.confってのもあるんだけど、よく分からん・・・。 まあ、いじらないでも動いたから、多分大丈夫だよ、多分。 どなたかご存知でしたら教えてくらはい。

起動する

$ sudo /etc/init.d/tor start

で起動出来ます。普通だね。

 * Tor configuration (/etc/tor/torrc) is valid.
 * Stating Tor ...

とか出れば、多分成功。

Tor configuration (/etc/tor/torrc) not valid

って出た場合、設定ファイルにミスが有るはず。 エラー出力を見ると色々書いてあるので、まあ頑張って直してください

PCの起動と同時に立ちあげたいなら

$ sudo rc-update add tor default

っす。これもいつも通り。

終了は

$ sudo /etc/init.d/tor stop

ね。

試してみる

ここまでくればVidaliaの設定は終了、あとは使うだけです。 といっても、プロキシの設定がありますが。

お使いのブラウザの設定を開いて、プロキシを設定してください。 何も設定していなければポートは9050になります。 socks5://127.0.0.1:9050とかにすれば問題ない、かな?

注意点として、ご覧のようにsocksっていうプロトコルを使います。 このsocksってのは中々万能なようで、http通信以外にも使えるみたいね。ま、それは次回。

IPチェックサービスみたいのを利用してIPアドレスを確かめてみてください。海外のよう分からんプロバイダのIPになってるはず。 なってない? ポート番号の設定とか、その辺じゃなかろうか。


さて、これでVidaliaの設定ができたはず。

ま、ブラウジングするだけならTor Browserのlinux版使ったほうがいいと思うけどね。 インストールの必要がないし、凄く簡単。

わざわざVidaliaをセットアップするメリットはsocksを自由に使えるところにある、ような気がします。 ブラウザを変えなくていいのもメリットかな。